
2008年05月16日 (金) 開催
グローバル化の進展によって深刻化する国際社会共通の課題に、各国がどのように対処していくかが問われています。特に著しい発展を遂げる中国に対しては、国際社会における「責任ある利害関係者」であるべきだとの声が強くなっています。
中国でのRule of Lawへの期待が一層高まる中で、中国はそれまでの国内統治制度をどのように発展させ改革するのでしょうか。また人権などの問題にどのように取り組んでいくのでしょうか。
第7回では、中国人権研究会会長で、先の全人代まで政協会議副主席を務めた羅豪才氏をお迎えしご講演いただきます。パネルディスカッションでは、国際民商事法センター理事長で元検事総長の原田明夫氏も加わり、青木昌彦・東京財団特別上席研究員をモデレータに議論を進めます。
2008年05月09日 (金) 開催
グローバル化の進展は国際社会の仕組みやガバナンスに大きな影響を与えています。地球規模の問題の解決においては各国間の協力が不可欠ですが、国連、WTO、世界銀行などの国際的組織においては、各国の思惑や事情が絡み合い問題解決への交渉は一層複雑になっています。また、一国レベルでも二国間交渉だけでは解決しない課題に対して、どのような外交戦略でのぞむべきか、各国のリーダーはますます賢明な舵取りが要求されるようになりました。
連続シンポジウム第6回目は、国際政治学者のG・ジョン・アイケンベリ=プリンストン大学教授とハン・スンジュ峨山(アサン)政策研究院理事長をお招きし、急速なグローバル化が国際レジームに与える影響、国際社会における民主主義的意思決定プロセスのあり方、またグローバル化時代の各国の外交戦略について、幅広く議論していただきます。続くパネルディスカッションでは、北岡伸一主任研究員をモデレータに、先ごろ大統領選を終えた韓国とこれから天王山を迎える米国の大統領選事情なども踏まえ、グローバル化時代における外交戦略とリーダーシップについても討論します。
2008年04月03日 (木) 開催
中国はグローバリゼーションの中で経済を発展させ、一人あたりGDP ではまだ大きな発展の余地があるものの、エネルギー消費では世界第2 位、貿易額は世界第3 位を占めるにいたっています。発展途上国がスーパーパワーとなった歴史上初めての国といえます。
しかしこの国は今、改革の転換期に直面しています。市場経済のさらなる発展のために民主的な法制度が整備されていくのか、中国社会の両極分解の原因となっている所得の格差をどのように是正していくのか、さらに国有資産の民営化過程で生じている腐敗現象により、市場経済化を後退させる危惧はないのか ―。
このような疑問に答える形で、現代中国を代表する経済学者であり、市場経済の旗手として著名な呉敬璉教授にお話しいただきます。これに続くパネルディスカッションでは、青木 昌彦・東京財団特別上席研究員をモデレーターに有識者を交えて、日中経済関係の将来および世界経済への影響について議論します。
2008年02月28日 (木) 開催
人間の尊厳に関わる厳しい現実に日々向き合いながら、紛争犠牲者の保護・救援を追求している赤十字国際委員会のケレンベルガー総裁をお招きして、その基本原則(人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性)を、どう現実の活動に織り込んでいるのかを語っていただきます。
パネルディスカッションでは、北岡伸一・東京財団主任研究員をモデレーターに、緒方貞子・国際協力機構(JICA)理事長、鶴岡公二・外務省地球規模課題審議官を交え、「人間の安全保障」や人道支援要員の安全確保等実務的な視点も織り交ぜながら意見交換を行います。
(この回は、東京財団国連研究プロジェクトの公開研究会を兼ねています。)
2008年02月12日 (火) 開催
深刻化する地球環境問題や現代文明が直面するグローバルな課題の解決のためには、我々が生きる現代社会の何が本当の問題なのか、その本質を議論する必要があるのではないでしょうか。
第3回では、東京財団「現代病理研究会」メンバーが、現代社会のさまざまな事象について、「実体の有無」、「多様性の喪失」、「スピード」など独自の視点から議論します。さらに、文明の行き過ぎた発展・拡大の歯止めの象徴的存在として、秋田県男鹿に伝わる「なまはげ」に着目し、伝統文化が持つ本質的な意味を探ります。
2008年01月25日 (金) 開催
アフリカには、豊富な天然資源に恵まれた国土と多くの可能性を持ちながらも、それが故に起こる長年の紛争によって政情・治安が疲弊し、基礎生活基盤や行政が機能不全に陥っている国々が多くあります。
第2回シンポジウムでは、各国からの政府開発援助、国際NPO などとともに、積極的に平和の定着を図ったコンゴ民主共和国において、2005 年から2006 年にかけて民主化選挙の実現に尽力したリゴベール・ミナニ・ビフゾ(第2 回SYLFF 賞受賞者) を迎え、氏の体験談を事例に、アフリカの「内」からと日本を含む「外」からの視点双方から見えてくる国際問題の実相、国際支援の課題と将来展望を摸索します。
2008年01月24日 (木) 開催
世界各地には伝統ある質のよい素材や加工品が豊富にあります。食におけるグローバル化の加速は、各国各地の伝統食材や調理法、食産業や食文化にどのような影響を与えているのでしょうか。
第1回シンポジウムでは、イタリアで始まった食の改革運動と、東京財団「食のたからもの再発見プロジェクト」での研究成果を例に、これからの「食」の可能性について議論します。